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テレビ映画『エマ』(ケイト・ベッキンセイル主演) [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]


ジェイン・オースティン・コレクション エマ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • メディア: DVD


総合評価:★★★☆☆
一番有名なのはグウィネス・パルトロー主演の「エマ」なんじゃ
ないでしょうか?
ジェイン・オースティンはイギリス文学のロマンス小説なので
イギリスでは何度も何度もドラマ化されてて、「高慢と偏見」に
続いての人気作品なんで、映像化しやすいのかな~と思います。
今回、ケイト・ベッキンセイルがエマ役だというので
観てみました(≧▽≦)
かなり若いのでとってもかわゆいのですが・・・・

こんなのナイトリーさんじゃない・・・ (>_<)
ナイトリーさんはジェインオースティンの6作品のロマンス小説の中で
一番包容力のあるヒーローだと思うの・・・・
ジェインオースティンの描き出す世界観の中では時代がそうなので
仕方ないんだけど、貴族とか身分とか色々と社会的な事が重要で
それがストーリーに反映しちゃうんで仕方ないんだけど・・・・
私が一番好きな「説得」のウエントワース大佐も器的にはかなり小さい男…
(軍人と言うだけで貴族ではなかったので、そこにコンプレックスがあるの)
そして、大人気な「高慢と偏見」のMrダーシーなんかも
かなり器は小さい気がしてしまうのですよ・・・・
(でも、彼は領地とか資産とか守る物が多すぎるし
育ちが良すぎるから、そうなるのよね)

…でも、ナイトリーさんは大人で紳士でちゃんと人の心を慮って
善悪や人を見る目がある人なので、それゆえに無邪気で子供なエマに
とっては、兄であって、友人であって、相談相手であって
理解者であって、父親にも近くて…唯一のエマの事を解っている人なのよ~!
(実際のエマの父親は、末っ子のエマを甘やかしているだけなので)

ナイトリーさんがハゲてるのは厳しいガ━━(゜ロ゜;)━━ン
雰囲気もあってステキなんだけど・・・
そして、彼は焼きもちやいている所なんか大人なんだから
あんまり表情に出して欲しくなかったのよ・・・・(´-ω-`)

映画版のエマの方がその点はちゃんと描けてて良かったかも。
ナイトリーさんが、ちゃんとハンサムでカッコ良かったし。

そして、とっても大人で完璧なヒーロー像を描き出せているのは
英洋子先生のエマしかいないのかも。

エマ (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)

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  • 作者: 英 洋子
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 2011/04/11
  • メディア: コミック




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  • 作者: 英 洋子
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 2015/11/02
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映画「赤毛のアン」2017 [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]

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総合評価:★★★☆☆
これまでも何度も映画化してきた作品だし、我々日本人には
アニメーションのアンのイメージがあって、それを打破するのは
かなり厳しい状況だと思うのですが・・・・
このストーリーを二時間以内で納めるのって無理なんだと思う。
だから、映画にするのは本当に難しいんじゃないかと思うのよね。
でも、今まで演じてきたアン役の中では一番イメージが近い気がします。
しっかり赤毛だしね(*´艸`*)
前に演じていたミーガンフォローズは、アンの役を演じるには
少々年齢が上すぎてたし、ブスじゃなかったからね…
しっかりとした赤毛というよりはブロンドに見えちゃうし…

でも、原作のイメージ通りで、何度も何度も観返していて
とっても好きなので、このミーガンフォローズのアンと
比べてしまうのが残念な所…

今回の映画は、今までの映画とかドラマとかのイメージを
払拭して、完全にオリジナルのアンとして制作されたのかなと思います。
なので、キャラクターもこれまでのイメージと違うし、
設定とかエピソードとか二時間で納める為にかなり駆け足。

私は、マシューが好きだったので…マシューがちょっとコミカルに
なっているのがどうもなぁ…マシューは女の子とか女の人は
リンド夫人と妹のマリラとしか口をきかないし
(後から街のお店の店員さんとはお話できるようになるけど)
はずかしがりやで、あんまりコミカルなイメージがないのよね…
そんなマシューが過去にプロポーズした経験があっちゃダメでしょ!

マリラはわりとイメージに近いし、リンド夫人もいいんだけどね(・_・;)

完全にオマージュ的な作品で、別物と考えた方が良さそうです。
二時間でまとめる為に思わぬところで終ってしまうし、
ひとつひとつのエピソードがさらっと流れているので
いまひとつ感動の薄い作品になっちゃっているのが残念な所。
やっぱり映画化は無理か…ってカンジです。

何年か前にアニメーション映画として『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』が
テレビの再編集で放映されてたけど、高畑勲監督がこの作品を二時間で
まとめるのは無理だと言っていた意味がよく解りましたね…
やっぱり赤毛のアンって最後まで話を観ないと、キャラクターの意味もないし
魅力は伝わらないんですよね。
さすが高畑監督だな~と思っちゃった。

でも、カナダのプリンスエドワード島の美しさとアンの生き生きとした
表情がとっても魅力的でカワイイ(≧▽≦)

久しぶりにアンに逢えて嬉しかったな~(≧▽≦)


どうやら近日NHKから再発売されるみたいです。
うーん…DVD持っているのでBlu-rayなら考えなくもないけど…

赤毛のアン(新価格版)DVD全2巻セット【NHKスクエア限定セット】

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  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • 発売日: 2017
  • メディア: DVD



赤毛のアン DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2011/11/22
  • メディア: DVD



赤毛のアン Blu-ray メモリアルボックス

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: Blu-ray



赤毛のアン ファミリーセレクションDVDボックス

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2012/12/20
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劇場版『赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道~』 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray



アボンリーへの道 DVD全7巻セット【NHKスクエア限定セット】

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  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • 発売日: 2017
  • メディア: DVD


アボンリーへの道が廉価版になるのね!!
DVDだけど…ワンシーズン5000円か…
これは買うかな(・_・;)
モノが増えていく~~~(・_・;)


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映画『美女と野獣』(2017年ディズニーversion)(2014年フランス制作) [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]

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総合評価:★★★★☆
仕事がひとまず終わって久しぶりの映画館に(・_・;)
初めて行った映画館でしたが想像以上に広くてビックリ…
しかも平日の午前中なんでガラガラ…でも、快適でした♪

さて…ディズニーのアニメーション映画がアカデミー賞に
ノミネートされた…と話題になったのが、1991年制作だから…
そっか…もう26年前なんだΣ( ̄ロ ̄|||)
当時、CGがアニメーション映画に使用されるのが稀有だったので
すごく話題になってたけど…今回の映画はフルCGに近いくらい
CGがキツすぎるくどい作りになってたかなぁ…

でも、ベル役をエマ・ワトソンがかわゆく演じてて
とってもかわゆいのでした♪
ビースト役のダン・スティーブンスが「ダウントン・アビー」を
降板してこの映画に出たというハナシを聞いた事があったんだけど
うーん…ビックチャンスだもんなぁ…降板するか…

私の「美女と野獣」のイメージは子供の頃に朗読系の番組で
多分NHKじゃなかったかなぁ…それで恐いアニメーションで
放映されてたのを観たので、原作に近かったと思います。
確かベルには三人のお姉さんがいて、父親にドレスとか宝石とか
香水とか豪華なモノをねだるのね。
でも、心優しいベルはバラを⒈輪…とか言うの。
そいで父親がバラを摘んでしまった事で娘を1人嫁に寄越せと
脅されて、姉たちはベルのせいなんだからベルが行けって
言うんで、人身御供のように野獣の住む城に行くって話。

脱線するけど、これを日本昔話で和風バージョンに変えて
やってた事があって和風は和風で素敵だな~と思うのでした。
(日本むかし話なんで、野獣とくっついて終わるんじゃなくて
やっつけて終わるんだけどね)

何度もこすっている話ではあるけど、ここまで引きつけられるのは
やはりそこには純愛が潜んでいるのよね~
やっぱり女はみんなハーレクインな話が好きな訳だ(*´艸`*)

言わずと知れたディズニーのアレンジはとっても良く出来てて
前作のアニメーションの脚色をそのまま実写映画にしているので
ミュージカル部分の歌とダンスシーンは、そりゃあ豪華です♪
キャラクターのイメージもピッタリで、ラストに現れる使用人たちが
予想以上の豪華俳優陣でビックリ…。しかも違和感ないのがスゴイ。

ディズニー作品否定する人も多いけど、エンターテイメントな
豪華なお約束ストーリーと、絶対的な安心感で観れるってのは
とっても大切だと思うんだよね。
長さも感じずにあっという間で最後もジーンと感動しました♪

でもさ、この「美女と野獣」観た人たちってみんな言うのが
最後王子様に戻るとガッカリして「野獣のままの方が良かった…」って
言うんだよね(*´艸`*)
アニメーションバージョンでも、今回のバージョンでも(´艸`*)
映画館出る時に後ろにいたオバはん2人組もお約束のように
そう言ってて(・_・;)少し笑っちゃいました。

え?私?私は個人的には王子様タイプの人には何の関心もなく
今回特にガストン役が、ルーク・エヴァンスだったせいもあって
ルーク・エヴァンスの方がステキじゃん(*´艸`*)…とか思っちゃった。
アニメーションのがさつなガストンと違って、気品があるんで
ステキ度高いんだよね…(*⌒ヮ⌒*)
でも、悪役楽しそうに演じてて、徹底的な解りやすい悪役に徹してたな~


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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2015
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美女と野獣  スペシャルプライス Blu-ray

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  • 出版社/メーカー: アミューズ
  • メディア: Blu-ray


総合評価:★★☆☆☆
キャスティングとしてあんなオッサンが王子って…
フランス人の美意識わかんないや・・・
ストーリーとしては原作のイメージに近づけてて
それを主軸にして肉付けしていったお話なんだけど
なんか違う…なんかズレているんだよなぁ・・・・
そして、肝心の野獣とベルとの話にたどり着くまで
長すぎやろ!まとめろや!!

どこに主軸を持ちたいのか謎な話でした。
前半のベルの父親の商売とか多すぎる兄弟たちの
エピソードが長いし、キャラクターが多すぎて
感情移入しにくい!
これ、完全に脚本が悪いんだと思う。
これはさ、単純な王道ストーリーで明快なハナシで
観る人は、妙な製作側のカタルシスに付き合うほど
暇じゃないのだ。

せっかくね、色々ステキなエピソードとかシーンとか
あるんだよ?
でも、前置きが長すぎてそこにたどり着くまでに飽きちゃう。
ステキなシーンとかステキなセリフとかって
無駄をしっかり省かないと生きてこないんだな~と
改めて感じちゃったね(・_・;)
その辺気を付けて作っていかないといけないんだな…

ディズニーバージョンとは別物として観る映画ですが、
せっかくステキな内容なのにガッカリだなぁ…



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インコ見つかりました!!

先日ここに書きこんだ記事のセキセイインコのアオリちゃん
無事保護されました!(≧▽≦)
ご近所の老夫婦のお宅の庭先に止まっていたそうです!
みなさん本当にありがとうございました!
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雛だったので心配していましたが無事に保護されて
おうちに戻ったそうです♪


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映画『死海殺人事件』 [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]


MGM HollyWood Classics 死海殺人事件 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: J.V.D.
  • メディア: DVD


総合評価:★★★☆☆

まだまだ、こちら久々のアガサ・クリスティブームは
続いています(๑˃́ꇴ˂̀๑)
ホント、ミステリーって波があって、一時期的に
ミステリーばっか見続けてしまうという中毒性があります。
特にアガサ・クリスティって、ミステリーブームの時には
作品数の多さもあって気軽に観れちゃうのがね(*´艸`*)

ポワロさんの映画は4本あるのですが、
ドラマ版の製作数の方が多いんでどうしてもイメージが
引きずられがちですが、イメージって大きいなぁ…

この作品の特筆すべきところは、キャリーフィッシャーが
出ている所なのよね~~(・_・;)
そして、被害者のおばちゃん…どっかで見た事あると
ずっとすっと考えて調べてみたら、そっか…
ツインピークスのキャサリンだった!!!
そうか!そうだったんだ・・・

最初に私が予測した犯人とは違ったけど、
ローレン・バコールはやっぱりスゴいキレイな人だなぁ
この映画のトリックと言うか謎解きはイマイチなんだけど
とりあえずポワロさんなのでいっか~って事になる。

冒頭であちこちヨーロッパ旅行のシーンが出てくるんだけど
ロンドン・イタリア…と風景がキレイな場面は冒頭だけで
その後はイマイチ…ロケーションが(・_・;)
もうちょっと豪華なホテルでロケして、豪華さを
アピールすればいいのになぁ…というガッカリな点が
ありました。

やっぱりポワロさんはデビット・スーシェさんが
長い役者人背のほとんどを捧げてくれたおかげで
彼のイメージが根強いですね…
これはもう仕方のない事ではあるんですが、
もうひとつ、ドラマの方が出来がいい理由は
脚本がしっかり作られているトコロが大きいかな。

この前再放送で観た、「杉の柩」過去に観ていたのですが
驚いた事にコレ・・・・ウェントワース大佐が出てたのね!!
ウェントワース大佐とは、ルパート・ペンリー=ジョーンズさん。

私の好きなジェインオースティンの「説得」(説きふせられて)の
ドラマ版で、ウェントワース大佐を演じてた役者さんでした(^^♪
染めてない天然金髪なので、眉毛も金髪なのよね(*´艸`*)
ひときわ背が高くてハンサムなので、目立つんだけど
今回はちょっとね(・_・;)そんなにいい役じゃないので
覚えていませんでした(;^ω^)

「杉の柩」はポワロさんのシリーズの中でも好きな話だったので
再放送を楽しみにしてたんですが、そっか~
犯人役はダウントンアビーのヒューズさんだったので
さらに驚いた(・_・;)
再放送で気が付く、他のドラマの出演者たちが
さらに楽しみになっています♪

名探偵ポワロ Blu-ray BOX1

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名探偵ポワロ 全巻DVD-SET

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映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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総合評価:★★★★★
トム・ハンクスとサンドラ・ブロック共演で9.11のテロ被害で
父親を亡くした主人公のオスカーが、父の残した遺品から
父親を探し出すというストーリー。

オスカーは、アスペルガー症候群で数字に異様な執着を持って
知能はとても高いくらいなのに、人との接触や、
苦手な物がたくさんある11歳の少年。
宝石店を経営する父親は、そんなオスカーを少しでも
人と接触してもらう為に、普段から色々なゲームをしかけて
街に繰り出す、とてもいい父親なの。

トム・ハンクスがその父親を演じているんだけど、
子供みたいな一面を持っているのに、障害のあるオスカーを
決して障害者扱いも子ども扱いもしないで、1人の人間として
接しているのがいいの。

障害って、実はかなりグレーゾーンで持っている人って
多いと思う。
かくいう私もそうじゃないかと思う一面がある。
周囲に人がいると集中して本が読めないので、
学校成績は悪いし、学校で授業を受けてもさっぱり解らなかった。
小学校低学年では、勉強の仕方も解らないままなので
勉強はいつも出来ないので成績もものすごく悪い(・_・;)

漫画業界ではものすごくそういう「グレーゾーン」が多い。
40歳も50歳も過ぎているのに、幼稚性があって
人との関わり合い方が解らないままの人も多いので
50歳にもなって、自分の好きなアニメの話題を
アニメに興味のない人の集団の中でまくしたてたりする人もいる。

人の話の途中で自分の意見をまくしたてて、話してしまったり
人の好きな物が認められなくて癇癪を起したり…とか
アシスタント先の先生以外の人と口をきかないとか
(先生の家族に挨拶もしない)
「常識がナイ」とか「これだからオタクは」と言われる事が
多い事ですが、どうやらこれって障害みたいで…
軽度なので障害と言われないままグレーゾーンで
普通に社会生活がおくれるものの、人との接し方が
理解出来ないという事なのかもしれない。

年をとっても情報処理能力がないままだから
ドラマとか映画みたいに、心理とか表情とか風景が
情報として、一度にたくさん画面に入ってくるよりも
解りやすく誇張したアニメの方が理解しやすいのかも
しれないよね。特に昨今では大人向けのいい作品も多いし。

この業界にアニメしか見ない!ドラマや映画は全否定!…な人が
けっこう多いのは、否定しているんじゃなくて、
理解出来ないんじゃないかとすら思う人もけっこういるかな。


この少年はアスペルガー症候群なので、元々がマイルールがあって
人の感情やあいまいな表現が感じ取れないので
社会では浮いてしまうんだけど、知能は異様に高いので
父親はそんな息子に、ニューヨークに「ありえない第六地区」が
かつて存在していて、その場所を探させたりしているの。

ある日、学校が早く終わる事になってオスカーは
働いている母親のかわりに、友人のお母さんと一緒に
家に早く帰される事になって、家に着くと
留守電が6件も入っていて、録音を聞くと
父親がオスカーにあてたメッセージを入れているの。
メッセージを聞きながら、テレビをつけると…
あのテロ事件、9.11で世界貿易センターから
煙が立ち上っている光景を目の当たりにしてしまう。

彼は夜になってから1人で街に出て、留守番電話の
録音機を購入して来る。
それは、家にあるものと全く同じ商品で、
家にあるものを取り外して、新しい物を取り付けて
父親のメッセージの入ったモノをクローゼットの天袋に
かくしてしまうのでした。

父親の死が受け入れられなくて、父親のクローゼットに入り
カメラを探していると、青いキレイな花瓶にカメラが引っかかり
花瓶は粉々に割れてしまうのですが、中からひとつのカギが
出てくるのでした。

鍵屋さんで何の鍵なのか調べてもらうと
何かの金庫の鍵じゃないかというハナシだけど
もちろんの事、それを突き止めるのは難しいの。
でも、鍵屋さんは、鍵の入ってた小さな封筒に

「black」

と書いてあるのを見つけて、これが名前なんじゃないかと
言うので、オスカーは電話帳からblackと言う名前を
片っ端から割り出して、NYにいる472人の中から
父を知るかもしれない人を探し出す事を考え出して
1人1人訪ねていく事になるのでした。

父親しか自分を解ってくれる人がいないと
信じていたのに、こんな形で父親を失ってしまって
葬式にも空の棺を墓に入れる矛盾を受け入れられないオスカーが
鍵を開ける為にしている行動は、父親が死んだという事を
受け入れなくていい行動なのを本人も解っているのが
切ないのよね・・・。

あまりの哀しさに母親に、
「あの日のあのビルにいたのが、ママだったらよかったのに!」と
最低の発言をしてしまい、それが自分も母親も傷つけちゃう。
あのテロの事件でこうやって悲しみから立ち直れない人たちは
たくさんいるかと思うと、辛くて悲しいよね。
ましてや日本では、災害ではあるけど、津波や地震なんかで
未だに家族が見つからない人もいたりして、
行き場のない想いとか悲しみをどうやって癒すのか
誰にも答えは出せないのに、オスカーは子供なので
答えがちゃんとあると信じているのがつらい。

「探しても見つからない答えはあるの!見つからないのは
理由がないからよ!」

母親の言葉がつきささるんだよね。
子供故に悲しんでいるのが自分だけだと思っているんだけど
母親だって最愛の夫を亡くして、どうやってそれを
受け入れていいのか悩んでいるのよね。

でも、この母親はなんとかしてオスカーに
歩み寄りたくて必死で自分なりに答えを出すの。
それがとってもステキなのでした。

久しぶりに映画見て、わんわん泣いてしまいました(;'∀')
最初は、この役って別にサンドラ・ブロックじゃなくても
いいじゃん・・・と思うような目立たない役だったけど
後半になって、ああ・・・確かにこの人じゃないと
出来ない役かもな~と思って。

ニューヨークは、自分でも舞台になった作品を
描いた経験があって、あちこちの風景を描きました。
描いている時には、9.11の事が頭に巡りましたが
作品が明るかったので、触れる事すらしませんでしたが
常に頭にはあったのです。
そして、ニューヨークが舞台の作品もたくさん観たし…
あの街がそうなんですよね…もうツインタワーはないのよね。
過去に、マンハッタンを描いた時に描いたツインタワーが
もうないって事が信じられません。

SATCのオープニングでも出てくるツインタワー…
見るたびにこれがなくなってしまったって事や
ここにいた人たちがたくさん犠牲になってしまった事が
信じられないままなのです。

でも、現実は動いていて人は生きて行かなくちゃいけない。
オスカーは彼なりに立ち直りたくて、歩きはじめたくて
前に進みたくて、なんとか鍵穴を探すのですが、
その「black」という人を探し当てた時に、
この意味を知るのですが、それがとってもステキで
人はやっぱり一人では生きていなくて、
生かしてもらっているんだなぁと知るのでした。


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映画『恋愛だけじゃダメかしら?』 [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]


恋愛だけじゃダメかしら? [DVD]

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総合評価:★★★☆☆

誰だ、この邦題つけたヤツ!
責任者出てこい!…な、まったく内容とは関係ないタイトル。
配給会社の悪意を感じるひどい邦題。
何でもかんでも軽いタッチのオシャレな恋愛映画に
しようとするのってどうなの?
この映画の作者がこのタイトル聞いたらガッカリすると思う。

原作はどうも「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーになった
妊娠指南書みたい。

すべてがわかる妊娠と出産の本

すべてがわかる妊娠と出産の本

  • 作者: ハイディ マーコフ
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2004/10/15
  • メディア: 単行本


コレがどうも元になってて、これに脚色を加えた映画なんだって。
その通りで、
35歳過ぎての高齢出産
夫がどう見ても還暦すぎている若妻の初出産
不妊治療を経て結婚2年目でようやく授かった出産
妊娠を諦めてアフリカから養子を迎える決意をしたカップル
高校時代の元彼と軽い気持ちで妊娠してしまった女の子

合計5組のカップルと、その友人たちの子育てが
リアルにそして、コメディタッチで描かれた内容で
それぞれの出産やそれぞれの家族に向き合っている内容で
いいな~と思うのが、男性が蚊帳の外ではなく
ちゃんと育児や出産に向き合っていて、
日本の「女は家事と育児でもしてろ」な空気が
一切ない事かな。

日本だと出産経験なくても、子供は女が見るモノ!という
おかしな空気があるものですが、
それが一切なくて、男性もしっかりと
子育てに参加してて責任を持っているのがスゴイ(*´艸`*)

以前、ラジオで聞いたのですが、
そもそもね、日本がその風習だったのって、
それこそ家がお金持ちである事が前提で、
子守とか下働きの女中さんや丁稚奉公なんかで働いている人が
たくさんいる家での常識で、
それだけ人を雇うって事は言わば、中小企業の社長さんが
家や商売を切り盛りしていて大変だから、
子育てには関与できないほど忙しいし、
それを手伝えない代わりに、子守雇って家庭の事は
奥さんが切り盛りするって事が前提でのハナシなんだって。

これが何故か昨今は
昭和に入り核家族になって、専業主婦が多かったので
男は仕事だけしていればOKな風潮になり、
子育てと家事と家庭の事は女がやれ…となってきたのに
時代が移り変わり不景気になって、
女性も働かないといけなくなったのに、
都合よく「女が家庭を全部やれ」だけが残ってしまって、
共働きなのに育児と家事は全部女の仕事…が
バブル期に女の人のストレスを爆発させちゃって、
「冗談じゃない!全部できるか!」になったのに
男は江戸時代の庄屋でもないくせに、
まだ「女が全部やれ」にしがみついちゃってたみたい。

平成になって、不景気も続き、さすがに世間的にも
「女も外に働きに行っているのに、家事と育児の
全部押し付けられるのって、おかしくない?(´-ω-`)」となって
家事も育児もどっちも両方で協力するべき!という風潮に
なったんだって。

この映画の男性陣には
「子育てを手伝ってやっている」(自分の子供なのに?)
「家事を手伝ってやっている」(自分の家なのに?)
「出産に立ち会ってやっている」(自分の奥さんなのに?)
という、押しつけがましい『やってやっている!精神』が一切ない(*´艸`*)

ちゃんと相手や子供と向き合って、育児にも参戦してて
きちんと向き合っているのが、なんかすごくカワイイ(*´艸`*)
そして、奥さんが女性ではなく母親となって行っている事に嘆きつつも、
子供がいると現実的には女性ではなく母親になってしまう事を
受け入れている。(コレは女性側が気を付けてあげたいトコロだね)

休日の大きな公園で、
白昼ベビーカー&赤ちゃんを抱いた男性のお散歩集団が
あらゆるアイテムを持参して、子育て情報交換しながら、
愚痴り合ってて(*´艸`*)
奥さんには内緒なハナシなんかもあって
ここだけのルールの中でお散歩しているんだけど
彼らの登場シーンには涙が出るほど笑った(*´艸`*)

出産に関しての様々なパターンをリアルに扱った映画なんで
つわりもなく、妊婦なのにどんどんキレイになっていく人もいれば
つわりもひどくて、ニキビや尿漏れや、ヒステリー起こす人もいて
さらには流産してしまう人もいれば、
未婚だけど出産でお互いに結婚を考えるカップルもいる。
不妊治療が上手く行かず養子縁組を考えるカップルもいる。

群像劇なので、登場人物が多いんだけど、ちょびっとずつ
全員知り合いだったり、親子だったりして関係がある。
子供を迎えるって事に色々な選択肢がある事を
すべて肯定しているのがいいよね。

キャメロン・ディアスが高齢出産の妊婦を演じているんだけど
あんまりイメージじゃないものの、体当たりで演じてて
この人やっぱりスゴイスタイルなんだよね・・・足ながっ!!
もうちょっと品がいいといいんだけど…(・_・;)

意外と面白かったけど、子供がいる人の方が
もっと面白く感じたのかもしれないな~と思う映画かな?






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