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『しまなみ幻想』効果　[☆☆☆お仕事☆☆☆] [編集]

異例の初版よりも発行数のある重版のされた浅見光彦ミステリースペシャル６

作者: 内田康夫
出版社/メーカー: 実業之日本社
発売日: 2009/08/19
メディア: コミック

残念ながら通販ではもう中古入手しか出来ないようですね。
主に、コンビニ販売らしいのですが聞いたら駅のホームの売店で入手出来たという
お話を聞きましたので、もしかするとそういう方面でも見れるのかな？
最新作で描いた「天城峠殺人事件」は、舞台となった岩手県大船渡の
地元新聞で取り上げていただく事になったり・・・・

思わぬ効果に驚きましたが、この「しまなみ幻想」では舞台となった
愛媛県の知事でいらっしゃる加戸守行先生からお礼状をいただいて
しまいましたヾ(≧□≦*)ノ！！
それと、作品中にモデルとなった旅館「海宿　千年松」（作品中では千歳松）の
女将さんご本人からも、丁寧なお礼状をいただいてしまいました！！

やはり、自分の住んでいる場所がキチンと描かれているのは
嬉しい事なんですよね・・・・
浅見光彦シリーズをはじめとする内田康夫先生の作品は
観光地や名物・名産品がきちんと描写されていて
その土地をちゃんと愛して描いているんだなというのが
伝わります。
私は、そこにエンターテイナーとしての
サービス精神を見習いたいと思っちゃうわけです。

私自身、絵があんまり上手くない方にカウントされちゃう作家なのは
重々承知で、そりゃたった今から完璧な絵になれればいいけど
そうはなかなかならないし…自分の思い通りになんか描けないし
上手くなりたいとは思っても、技術がおっついてないのが現状です。

努力が足りないとか、頑張ってないとか、私以外の人からしたら
簡単に上手くなれて当たり前だと思われるかもしれませんけど
描いた時点ではそれが私の力量のすべてで、別に手抜きして
わざわざ下手に描くはずもないので、そこがその時のベストです。
その、自分の力のフォローになるのは、やはりこれサービス精神だと
私は思っちゃうわけです。

そして！何よりも私自身がかつては、地方土産物卸会社の
デザイナー経験者であって、さらに自分も旅行好きというからには
漫画見て旅情気分を味わって欲しいじゃありませんか（笑）
「しまなみ幻想」は、そういう意味では自分でも旅行した事があった土地なので
思い入れも大きかったのです。
当時撮った写真や、買った資料がとても役にたちましたからね～

「天城峠殺人事件」も、修善寺には行った事あるし…天城峠も旅したし、
鎌倉も近いので何度も行ったし、岩手県は父の幼年期に過ごした場所で
自分でも何度も旅行に行っている場所なので力も入ります。
（大船渡は今度行ってみようと思います♪←出てきたホテルに宿とって♪）

一作目の「赤い雲伝説殺人事件」は架空の島が舞台だったので
出てくる場所もあえて架空の建物ばかりを使用しました。
社会派だったし、原発問題がからんでいるので
あんまりモデルをハッキリ出さないでおいた方がいいだろうという
私の判断なんですが、これはこれで・・・・・
ま、こういう事もあるのですが、実在する観光地がたくさん出てくる作品の方が
地元の方にとっては嬉しいと思うので、できれば描く機会がこの先も
もらえるのなら、そうあってくれると嬉しいかな。

私自身が、漫画は娯楽であって芸術ではないと思っているので
（別に娯楽である事を卑下したりはしていませんよ？娯楽は立派な文化ですから）
社会派じゃない作品の方がエンターテイメントとしては
面白いと思っています。

今現在進行中の新作は、なんと！学生時代の友人の故郷なのです。
彼女の住んでいる場所からその観光地まで車で３０分ほどらしいので
よく行っていたようですし、隣町なんで馴染みも大きいようです。
なので、今回のこの作品のコミカライズ化には期待がかかっています(･_･;)

先の話なので、なんとも…ですが。