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映画『海街diary』 [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]


海街diary Blu-rayスペシャル・エディション

海街diary Blu-rayスペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray


総合評価:★★★★☆
私ね…綾瀬はるかってキレイなのに華がなくて地味な女優だな~と思ってたの…
で、長澤まさみってあんまりキレイだと思った事なかったの…
夏帆ちゃんは、ブスだけどなんて魅力的なカワイイ子なんだろうと思ってた…
広瀬すずちゃんは、一目見て好みは置いておいて、オーラがすごいなぁと
なんて華のある子なんだろうと思ってたの。

そういう印象で観ていた女優陣でしたが、この地味な日常を描いただけの
天才吉田秋生先生が描き出す話を映画にして、面白いのかどうか首をかしげたの。
こういう平凡で普通の日常を描き出すって、実は漫画と言うメディアでは
異様なほどの力量が必要となってくると思う。
正直、漫画としては一番向かない話だから。

奇抜で特異な設定を面白くするのも、そりゃ大変だけど
平凡な日常は平凡であって、日常なんだから漫画みたいな
エンターテイメントな世界で描かなくても日常に転がっているのよね。
でも、それを描き出してしまう上に魅力的で何度も見返したくなる
面白さを引き出しちゃうのが、天才吉田秋生先生なんだよね…
まるで実在の人物を描き出しているかのような錯覚と
それでもなお、魅力的な登場人物たち…天才じゃなくちゃ無理!

そういう内容を映画にするとなると、確かに映画とかドラマ向きでは
あるので、漫画よりはハードル下がると思うの。
それをふまえた上での、このキャスティングは、すごく良かったです。
平凡で地味な長女役の綾瀬はるか
男と酒にだらしない次女役の長澤まさみ

綾瀬はるかの凛とした姿勢とか、不器用な所が愛おしくて
要領の悪い長女ならではの、愚かさもあって、見ていてキュンとなる。
長澤まさみは、今までの役柄を払拭するような、男にだらしないタイプですが
あのスタイルの良さを思えば、清純な役よりも合っていると思う。
あまりのキレイさに見直しちゃったよ。
わぁ…やっぱりキレイなんだなぁ…この子…

夏帆ちゃんは個性的な役だし、もともとが「美人」じゃないので
意外性はないかもしれないけど、笑顔がかわゆくて
表情豊かで、見ていて目が離せないのよね~
こういう子の方が女優向きな気がする。

広瀬すずちゃん…CMで見た時にスゴイ女優オーラで驚いた。
お姉ちゃんの方がキレイなのに、オーラはこの子の方がスゴイ。
やっぱり出るべくして出る人は、世の中に出るのよね…
漫画でもそうだけどね(・_・;)

向田邦子風な日常に辛口なスパイスが入っただけで特別な話じゃ
ないはずなのに、築年数の古い一軒家で生活する姉妹で…
家族はみんな女ばっかりで、家族故に図々しくてデリカシーのない発言を
お互いに言い合うのも、女ばっかりだとこうだよね~ってカンジが
すごくリアリティある。

是枝監督作品好きなので、期待もありましたが
期待裏切らず、漫画とは少し違った世界観ですが
最初の方で、すずちゃんがお姉ちゃんたち電車で見送って
手をふるシーンで少しジーンとしちゃいました(*´艸`*)
初めて肉親に甘えるシーンなんだよね…あれ。

海街diary コミック 1-7巻セット (flowers コミックス)

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  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/08
  • メディア: コミック



海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)

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  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/04/26
  • メディア: Kindle版



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