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キャサリン・ジョージ [★☆★本・コミックス★☆☆]

キャサリン・ジョージは、私がハーレクインにハマるきっかけになった作者です。
キャサリン・ジョージの世界観は、どこか文学っぽいカンジで
とってもステキなんですよね~
私がハマったきっかけになった作品は、かなり古い作品なので
許諾が取れず・・・・描けないのですが ・・・・・とってもステキです(ノ_<。) ←悲しい~

実は意外かも知れませんがワタクシは、
本来は小説はミステリーと歴史が主流。
内田康夫先生の浅見シリーズも最低でも80作くらい読んでいるし
上司と貸し借りしていた西村京太郎作品もかなり読んだしね。
海外ミステリーなんかもかなり好きだし
シドニー・シェルダンも通勤中ほとんど読んだかも。
ダニエル・キイスや『羊たちの沈黙』の原作とか…
猟奇殺人事件を取り扱ったものとか多重人格を扱ったような
サイコミステリーと言われるジャンルを中心に読んでいました。

で、さらに私は20年ほど前から義経マニアなもんで、義経関係の小説や、
吉川英治の大ファンなので「新平家物語」を全巻読破したり
司馬遼太郎作品も好きで読みまくったなあ・・・・

そんな私なので恋愛小説・・・・・しかも伏線が貼れてなかったり
ご都合主義にくっついて終わる『恋愛小説』の面白さは
イマイチ伝わってこないし・・・・・大量に借りて読んでいた本も
最初はアタリハズレが激しく、『イマイチ』『全く面白くない』『まあまあ』の
三パターンの作品が続いたのです。

・・・・・・・・・20冊~30冊ほど読んだあたりでしょうか…
正直言うと、この時もかなり斜め読みになってたし
あまりのめりこんで読んでいるとは言えなかったと思います。
偶然手に取ったキャサリン・ジョージの作品を読んで、
私の認識は激変しました!!!!
健気で献身的なヒロインと、ステキなヒーロー・・・・情景描写の美しさ・・・
なんだか、ハリウッド映画の題材みたいで、自分の偏見を恥じてしまいました。
その後かなりの数を網羅した私ですが・・・・・・・
今でもそれは忘れられない名作のひとつです。
昔の作品なのでラブシーンも濃厚ではありませんが
それが逆に初心者の私には良かったのです。
(慣れないとラブシーンが延々と続く描写がハズカチーじゃない?)

ハーレクインも色々なジャンルがあって、ハリウッド恋愛映画みたいなモノや
アメリカが舞台の本格的な映画みたいなモノ
ミステリー仕立てだったり、パラノーマルでファンタジーがあったりして
読み込んでいくと、自分の好みに突き当たった時に
面白さがわかるジャンルなのかな~と思います。

その後、ノーラ・ロバーツをたまたま読んでハマってしまい
テーマが重いモノもあるんですが、すごくその描き方が
好きで色々読破しました。
要は自分の好みの作品に巡り合うか合わないかで
ハマる人とハマらない人との差が出てくると思うんですよね・・・。

いつも大量に借りているので、自分の蔵書を友人に貸したりしたけど
彼女はロマンスジャンルの小説にミステリー要素や
重いテーマののしかかるトラウマ的な要素がある作品は
あまり好みじゃないみたいで、あえて避けているみたい。
でも、彼女もミステリーは私の倍以上の数読んでいるのよ(^_^;)
ただ、ロマンスジャンルというカテゴリーの中に、それは期待して ないみたいです。

ワタクシの愛する名古屋のアン・シャーリーことY・I先生は
やはりハーレクインを読み始めた時にイマイチ面白さが伝わらず
何冊も読んでいた時に、とある作品に出会い
すっかり魅了されて、仕事場で何度熱い話を聞かされた事か(笑)
(私の周囲ではすっかり有名な作品になっちゃってますよ・・・コレ。
そんなに有名な作品でもないですよ…古い作品だし)

もちろん借りて読んでみましたが・・・・・
私のツボにはあまりささりません。
駄作とは思わないし、まあまあかなぁとは思うけど
そこまでとは思えなかったんですよね(・_・;)
でも、それは逆もしかりで、私のツボ作品をI先生に
貸しても、そんなにツボにささりません。
 要は、一人一人まったく違う恋愛ツボがあって、
それがピッタリとハマるような作品は数を最低でも30冊くらい
読まないと巡り合えない訳です。

月に1~2回ハーレクインを毎月大量に読み込んでいる友人と
ランチをするので、その時に毎回30冊前後借りるもんで、
コレが『厳選した』一部にしかすぎないのがすごい
それを消費して行くのがけっこう大変です(・_・;)  
忙しい時は本を読んでいる時間がないので・・・・・。
ですが、仕事をひと段落した時には、一日に5~6冊消費していき
余裕のある時は毎日寝る前に一冊読んで寝る事にしています。
なので最近一ヶ月平均して30~50冊くらいが限度です(T0T)
(仕事に掛かりっきりの月は、全く読めないし)

担当編集のK嬢もかなりの数を読んでいて、打ち合わせ中に
良かった作品の話で盛り上がるのですが、
その時、思ったのですが・・・・・・ハーレクインは、まずは原作があって
その原作を翻訳の方がページ調整しながら、抜いたり加えたり
過激な性表現を国内でも出せるようにセーブしたり…
翻訳とはいえ、一種の創作活動になるんだなあという事に
驚きを覚えました。

ただ直訳して載せているだけの人も、もちろんいますが・・・・・・
やはりコミカライズと同じで、人気のある原作や作品は
解釈した翻訳者さんの実力がモノを言うのです。
(私の友人はそれにいち早く気がついてて、好きな翻訳者買いもしています)

そしてその翻訳をさらに漫画で表現するのに漫画家の解釈で
ページ調整して抜いたり加えたり…
いくつもの行程や作業でなりたっているメディアなんだなあという事に
ある種の感動を覚えました。

やっぱりヒット作や名作は、たった一人でも、携わる人間に
怠け者でやる気のないクズが存在してたら生まれないんですな・・・
改めて感じました。
原作者・翻訳者・編集者・漫画家・アシスタント・装丁デザイン
印刷業界・製本業界・搬入業界・流通業界・本屋の店員にまで
至ってもクズが一人でもいるとダメなんですよね・・・・。

詳しくは、企業秘密なので言えない事も多いんですが(ゴメンナサイ)
ある意味、ディズニーワールドのような徹底感があって
「ハーレクイン」というブランド名にふさわしいワールドを
徹底して作り上げていく関係者の方々に
ちょっとプロ意識というかエンターテイメント性?に、感動を覚えます。

人が虐殺されたり、残酷な表現は一切ないし・・・・・・・
一見すると「無茶苦茶やんけ!」にも見えますが、すべて愛という名の
元に展開されるという事が、条件となっていて・・・・・・
編集さんたちの読み込んだチェックで、
プロ意識を持って作られているワールドなのよね・・・・

ディズニーワールドも、そうでしょ?
周囲に一切何も見えないように建設されていたり、
ゴミが一切落ちてなかったり・・・・・
(USJなんか高速や他の遊園地の観覧車が見えるらしいからね…←ほほえましいけど…(笑))
お弁当持込もダメだったりするけど、確かにあの世界の中で
あちこちでピクニックシート開かれて、手作りのおにぎりを
食べていられると日本っぽくなっちゃうじゃない?
あそこは日本じゃなくて「夢の国ディズニーワールド」なんで
非現実性を楽しむものじゃない?

ハーレクインも同じで、非現実性の外国舞台のロマンスで
絶対にありえない世界観で、本当はありえない事ばかりじゃない?
でも、読んでいる間は「夢の国ハーレクインワールド」に浸って
非現実性を楽しむんですよね~

そういうプロ意識と徹底したエンターテイメント性って
私好きなのよね~。自分もそうありたいと思います。


・・・・・・・なので、仕事関係者にプロ意識のない人がいると、
ホントに頭にきちゃうんだよね・・・・
遊びでやってるような、やる気のなさとか、
いいかげんな仕事の仕方してたり、適当にやっているのを見ると
本気で頭にくるんだよ・・・・
そういう輩とは仕事出来ないし、いい作品なんか絶対に作れない。
今の自分の環境には幸いこういう輩はいませんが、
最近多いよ・・・・ホントに・・・(T0T)みんな大変だ…(この業界に限らずね)




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★キャサリン・ジョージのコミカライズ作品★
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思ったより、コミカライズ化されてないんだな~(・_・;)

英先生の「見知らぬ国で」は、先生の作品の中でもかなり上位に入る作品かも。
これも、まさにキャサリン・ジョージって作品で文学の香りがするモノ。
私は、先生の描く子供がかわいくて好きなんですが、これに出てくる子供!!
ほっぺとか突付いてみたいほどかわいいのダ(笑)
キャサリン・ジョージ自身がブロンテ姉妹の作品のファンなんだろうなあ・・・・
「ジェーン・エア」が作品中に出てくるけど、すごくステキにおりこまれています。
コミックス版と文庫版では、冒頭が違うのよね~ってな訳で私は両方持っています。

見知らぬ国で (ハーレクインプレミアムコミックス)

見知らぬ国で (ハーレクインプレミアムコミックス)

  • 作者: 英 洋子
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 2005/08/20
  • メディア: コミック


別府先生スキ(@^0^@)キャラクターの表情や動き豊かでかわいい♪

見知らぬヒーロー (HQ comics ヘ 1-3)

見知らぬヒーロー (HQ comics ヘ 1-3)

  • 作者: 別府 ちづ子
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: コミック



情熱のヴェネチア (HQ comics ハ 1-1)

情熱のヴェネチア (HQ comics ハ 1-1)

  • 作者: 原 ちえこ
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2007/03/01
  • メディア: コミック



ポーシャの二都物語 (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)

ポーシャの二都物語 (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)

  • 作者: キャサリン・ジョージ
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 2006/07/01
  • メディア: コミック



朝あなたのそばで (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)

朝あなたのそばで (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)

  • 作者: キャサリン・ジョージ
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: コミック


これだけじゃないかも…調べ漏れがあったらゴメンナサイ(・_・;)
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