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勘違い&ナル [☆☆☆お仕事☆☆☆]

扇風機をかけると寒い…消すと暑い…ってんで
自分に風が当たらないようにしてかけていたのですが
どうにも冷えてしまったようで、完全に風邪をひいてしまいました。
無理やり起きてたら、喉がいたくて('ェ';)
それでも、熱は数時間で下がったのですが
咳と鼻水がクリアできませんね…
ウザ!でも、ここで寝込むと長引きそうなので平常どおり!
あと2日で治ってやります!

130425_0110~01.jpg
夏ごろにお目見えの作品ですが、すでに入稿済みで
すでにその次の仕事にも取り掛かっています。
というか・・・掲載される頃にはその次の原稿も完成している・・・?
さすがにそこまで早くは無理かな(・_・;)

この作品を描く前なので相当前なのですが、
去年になるのかな?夢を見て・・・・
それがお世話になってた狩野先生のウチのネコさんの夢だったので
小さなコマで気がつかれないかも知れませんが
登場させてしまいました。
わあああぁぁぁぁ…思い出すと切なくなってしまいますね。

でも、本当に小さいのでよ~~~~く見ないと気が付かないかも。

漫画って実は見ているようで見ていないコマも多くて
読み飛ばしていると、下手な部分とか、おかしい部分しか
目に止まらないのですよ・・・・。
そう、怖い事にかなり難しいポーズでも、普通に上手く描けていたり、
おかしくないとスルーされちゃう(・_・;)
かくいう読者でいる時の自分がそうだ。
でも、下手だと目立つんだよ・・・・
下手だと悪目立ちしてしまうので、強烈な印象にも残るしね。
なので、下手だとお話の流れさえもブッチぎる破壊力があるのよ…

私は自分の実力がまったく伴わないくせに、
生意気にも、こういうトコロに気がついてしまう知恵だけは働いてて
カッコよくもない絵のくせに、主人公に
「なんてカッコいいの…!」なんて言わせてしまう事に抵抗があって
こういうセリフを描く事に異様な抵抗を感じてしまうのだ・・・・。

こういうところが私のバカなトコロなのよね・・・・・
説得力がなかろうと、下手だろうと、カッコよくなかろうがなんだろうが
「そういう設定」としてブッチぎるしかないのだ。
だってさ、少女漫画の場合、読者は主人公に感情移入して読むわけだからさ。

以前、人に言われた事がある・・・・
「千村さんは、自分の絵に自信が持てなくて、『押し』が弱いんじゃない?」と( ̄□ ̄;)!!
反対に私の友人Rはその人に
「私って上手いでしょ?私の描く男の子って最高でしょ?と思いながら見せているでしょ?」と
ツッコまれていた。
それは絵心がない人にも、もちろん伝わっていた事みたい。

さらにその場にいた、さらに別の人に言わせると
「Rさんと千村さんじゃ技術は同じくらいだと思うよ。
いや、むしろ背景を描けない分、向こうの方が
技術的に下と言えるけどね」と言われた・・・・( ̄□ ̄;)!!

そうなんだよね・・・漫画は勘違いさせて読ませてナンボの世界なので
『押し』の弱い絵なんか誰も見てくれないのだ。
背景の腕なんか実は関係なくて、背景なんか上手くても意味ないのだ( ̄□ ̄;)!!
なので実は下手で、あきれるほど技術もない人が勘違いして
『ホラホラ見て~~~!私の絵って上手いでしょ?カッコいいでしょ?最高でしょ?』と
見せちゃった方が、読者は巻き込まれて読んでしまうのだ。
そしてまた、見ているうちにそういう絵のほうが
下手でも慣れてくるとカッコよく見えてきてしまうから不思議!

むしろ勘違いの人の方がこの業界多いのよね・・・・
過言じゃないと思う。半数以上…いや、もっとかな?
勘違いのナルシストの方が面白いものを生んでしまうのだ。

芸能人なんかでもそうだよ。
さして男前でもカッコよくなくても、『ハンサムオーラ』出すと
世間ではハンサム扱いになるし、ファンも増えてしまうのだ。
こんなんよくいるやん、って女の子が、集団アイドルグループに入って
「私がセンターよ!」とやっていれば、どんなブサイクでもファンは集まるのだ。
要は己の勘違い&ナルシズムに巻き込んでしまうのが上手い人が
成功するという仕組みなので、技術って実はあんまり関係ないのよね…

解っちゃいるけど…今更そっち側に行けないタイプなので
地道に技術を磨いてコツコツいくしかない道を歩いているのであった・・・。
損な…というか面倒くさい人間だな~自分('ェ';)




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