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ショナイの話 [☆☆☆お仕事☆☆☆]

私は他の人の仕事の話がけっこう好きで色々聞きたいの。
自分と違う職種の人って、どんな事をしているのか
ものすごく興味がある。
たいてい聞こうとすると「たいした事してないよ、普通のことしかしてないし」
と言われちゃって、あんまり詳しく聞けなかったりする。
どう「普通」なのか何が「普通」なのか・・・
まあ、ものを伝える仕事じゃない人にとっては自分を語るのって
難しいのかもね・・・。

そんな訳で、毎週月曜日深夜1時51分からテレビ朝日でやっている「ショナイの話」
という番組はとっても面白いのだ。
NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」にも言えるけど、プロはやっぱり
プロなんだわ~と実感することが多くてものすごく面白いのね。

毎週あらゆる職業の人に、タレントさんがインタビューするというシンプルでいて
面白い番組で、こういうのって話を聞きだす人のタイプとか引き出しで
面白くなったりつまらなかったりしちゃうんだなあと思う。
たいてい、芸人さんとグラビアアイドル的なオンナノコが添えられていたりするんだけど
漫画家の植田まさし先生とか、お化け屋敷プロデューサーとか
マラソンコーチとか、確かに改めて聞かないとわからない事も多いよね。

そんな中、タレントの中山秀征さんが、女流官能小説家の「うかみ綾乃」さんに
インタビューしていたんだけど、これがスゴくいいのだ(笑)
スミマセン・・・勉強不足で・・・私、官能小説なるものを読んだ事がなかったの(・_・;)
で、うかみさんの著書が話題になっている事も知らなかった・・・。
面白いのは、官能小説というのは『文字で感じて欲しい』という理由で
造語がものすごく多いみたい。
あえてルビはふらずに、読者が感じるままに読むと言う訳。
その言葉とか文字の中にエロスを表現しているのだ。
かつては文学の中には、こういう造語がたくさんあって、現代では
当たり前に使うようになっちゃった文字とかも多いと聞きますが
私自身、自分が読んでて漢字や文字にはちょっとこだわりがあるので
これは本当に目からウロコだったな~
『読めなくてもいい、文字を感じて欲しい』は文字を扱う人の
プロフェッショナルなのだな~。

失礼ですが、うかみさんカワイイ!!(笑)萌えてしまった(笑)
中山さんが「おっぱい」と言い出すと急にテレはじめて動揺して
まっ赤になっちゃったんだけど、官能的な事、性にまつわる話を書いている人なのに
「この言葉だけはダメなんです・・・」ってかわいすぎる(笑)

おうちが厳しいらしいので抑圧された何かがあって、こういう作品を
書いてらっしゃるんでしょうけど、いや・・・一度読んでみたいと思います。
何でも、『蝮の舌』は推薦図書にもなったみたいですから。
仕事においての私の低いエロ指数が少しはあがるといいのですが(・_・;)

そうなんだよね・・・私の作品にはエロ度が低いのだ・・・
なのでレディコミもTLも描けない。思いつかないのだ(>_<)
漫画業界ではね、「売れなければエロを描け」という業界内のお約束…かな?
みたいな事が言われているのだ。まるで都市伝説のようにね。

でも、私はツッコミ体質で流行しているエロ系のティーンズラブというジャンルは
読めば読むほどツッコミたくなってしまう・・・
30Pで読者にエロを伝えようとすると、まずは主人公を頭の悪くて尻も軽い
すぐに男に流されちゃうような女にしないと、30P内で肉体関係にまで
たどり着けないのだ・・・・。
なので、某ティーンズコミックの冒頭で「彼と遊園地に来ちゃった♪」で
遊園地のベンチで彼にスカートの中に手を入れられて大喜びしている様子を見ると

「・・・・・・・・・・・・遊園地のベンチって人目が気にならんのか!!」とか
「人前でこんな事する男でお前はいいのか!!」とか
「いきなりデート中に欲情する男ってどうよ!!」とか

いろいろツッコミ入れたくなってしまうのですが、こういう細かい事を
いちいちツッコんでいたら、エロは描けない。
ましてや短いページ数の中でそれを達成するならば、主人公は
遊園地のベンチで事に及ぶような頭の悪い女じゃないといけないし
その彼氏も人目も気にせず襲い掛かるような非常識さを
持ち合わせたデリカシーのかけらもないヤツじゃないと
展開はそうならないのよね・・・・

だいたいそもそも私は漫画に興味を持ち始めた中学生の頃に
同級生がこぞって読んでいたエロ系の話をまったく面白いと思えなかったのよね・・・
所詮オタクなので、絵の上手い人の本じゃないとお金払う意味がないと
思い込んでいたし、話も「彼とのドキドキ初H♪」なんてまったく面白いと思えず
外国が舞台だったり、歴史が絡んでいたり、主人公が何かに挑んでいたり…で
ストーリー性がないと読む気さえもおきなかったんだよなあ・・・・。

ってな事がいちいち気になる私なので、一時期は本当に仕事がもらえずに
人気もなく途方にくれている中、エロ系に移行しようかと色々試行錯誤したけど
これが本当に難しい・・・・
以前持込用のネーム(担当さんとの打ち合わせ用のラフ)でエロを
描こうと試行錯誤した事もあったけど、屁理屈こねている暇あったら
とっととエロに行け!と思うほど、なかなか主人公は尻軽になってくれない。
で、結果的に自分には向いてないんだなあ・・・と痛感した。

絵で、魅せる事は出来るのよ?一応紛いなりにはプロなので・・・
でも、その展開に持って行くまでの過程が困難で私には
向いてないんだなあと痛感してしまったので、私はエロ系は
描けないでいるのだ・・・・。
長いページ数とか連載でもしない限りそこまでたどり着けないけど、
こんな事考えている屁理屈タレの私にそんな機会を与えてもらえるはずもなく
こうやって今、原作付きでは多少裸を描いている訳。
恩師の先生に言わせると、あれはやっぱり向き不向きがあるんじゃないかと
言うんだけど、確かにそうなんだよね・・・・
サスペンスが描けるタイプの絵とか、スポーツ物が描ける絵とか
色々タイプが違うわけだしさ。
私には向いてなかったのよね・・・(ノToT)ノ ┫:・'.::・┻┻:・'.::・

・・・・でも、私は、女の裸描くの好きなんだけどな・・・男の絵は苦手だけど
おっぱいならいくらでも描くのにな~(・_・;)
難しいです。ホントに。
あ、うかみ先生が赤くなっちゃう(笑)

でも、大人向けの恋愛を描くならやっぱりエロに関しても避けて通る方が
不自然なので、ちょっと勉強のためにも読んで見ようと思います。

蝮の舌 (小学館クリエイティブ単行本)

蝮の舌 (小学館クリエイティブ単行本)

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指づかい (幻冬舎アウトロー文庫)

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窓ごしの欲情 (宝島社文庫) (窓越しの欲情 (宝島社文庫))

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